ゆうこです!
今回は、アメリカの高校受験についてお話しします。私は、現在アメリカの私立ボーディングスクールに通っている、高2年生です。
アメリカの高校受験は日本の受験と全く違います。どちらかというとAO入試に近いですが、日本の一発試験と違い、中学時代(もっと言えば人生)の活動、成績など、その生徒が今まで何をしてきたが重視されます。そのため油断は禁物です!*私の学校の受験経験についての話なので、学校によっては異なることがあります。
入学が9月頃なので、その前の1月中旬くらいに受験の応募が締め切られます。それまでに必要な書類を提出して、面接も終える必要があります。それから3月まで結果待ちとなります。結果は、オンラインのサイトにログインして、見るのが一般的です。ページを開きCongratulations!と最初に書いてあれば合格ですし、その他に不合格やWaitlist(補欠)の場合もあります。合格後、その学校に進学するかを決めるまで少し時間があり、4月くらいまでに返事をします。Waitlistが回ってくるのは、その後の話なので、その場合はさらに待つ必要があります。
受験で必要なものは、中学校の成績証明書、先生からの推薦書2枚、SSATのスコア、TOEFL、学校のApplicationフォーム、エッセイなどです。面接もあります。
成績:成績は日本の学校の場合、現地の学校のAdmissions Officeからすると、基準が分からないので、そこまで判断しようがありません。どのレベルの高校を受けるかにもよると思いますが、学校で上位の成績を取るのが妥当です。
推薦書:推薦書は、先生にお願いして書いてもらいます。自分のことをよく知っている先生(例えば担任や、顧問)、自分のことをよく思っている先生がいいです。私は、数学の先生(部活の顧問でもありました)と担任の先生にお願いしました。もちろん、自分は先生が何を書いたのか読めないので、緊張します。
SSAT:共通テストがSSATです。大学受験のSATの高校受験バージョンと考えていいでしょう。数学と英語の部分があります。トップの高校を狙うのであれば、パーセンタイル評価(説明するのが難しいので、SSATのホームページからご参照ください)の99%を取りたいです。日本の中学に通っている場合、数学はそれほど難しくはありません。英語で専門用語がわかれば、問題ないと思います。英語の部分は、ちゃんと問題集を使って勉強することをお勧めします。テストは土曜日にあり、TOEFLのように定期的に行われていて、申し込みをして受けます。土曜日なので、土曜にも学校がある方は注意してください。SSATは何回でも受けられますが、回数が多すぎるのは印象がよくありませんので、ご注意を。
TOEFLのように長いテストですし、SSATは会場が本当に少ないです!東京だと、一箇所しかない、というくらいですので、申し込みは早めにしないと、席がなくなってしまいます。
TOEFL:これも、共通テストのようなものですが、英語が母国語でない生徒のためのものです。英語の4技能を測るテストで、基本的にはIBTを受けます。これは、結構頻繁にテストがありますが、席がすぐ埋まってしまうので、申し込みは早くするのがオススメです。トップ校を狙うなら、100点はあった方がいいです。
Application Form: 課外活動を書いたり、履歴書のようなものを書いたりします。
次にエッセイと面接についてお話しします。
エッセイは、学校ごとに一つ書きます。テーマは学校によると思いますが、基本的には、志望理由や、今まで努力したことと、その成果、成長したことなどが一般的です。自分のことを、Admissionの先生方に知ってもらえるように書きます。読んで、この生徒面白いな、この生徒はこういう人なんだな、学校に来て欲しいな、と思わせたいのです!
では、どういう風に書けばいいのか。自分の伝えたいことを書くべきです。伝えたいという気持ち、学校に入りたいという気持ちが強ければ、自然と文章にも現れてくるものです。そして、必ず自分で書くこと。いくら先生に直してもらって綺麗なエッセイでも、本人が書いたかどうかはわかります(面接で話すので)。そのため、誤字チェックをしてもらう、感想をもらうくらいはもちろん良いですが、文章は自分で書きましょう!アドバイスはどんどんもらった方がいいです。
面接は、直接学校に行って行うことが多いです。海外からの受験生は、Skypeなどで面接が可能な場合もあります。私はSkypeでしましたが、現地に行くメリットは、その日にキャンパス・ツアーができることです。私の学校は毎日キャンパス・ツアーをしていて、1家族に対して、在校生1人で学校を案内します。
面接は、みなさんが想像する面接と変わらないと思います。始めに、自己紹介から始まり、志望理由、将来の話などたくさん聞かれます。面接は30分〜1時間になると思いますが、人によってかなりばらつきが生じます。私は、40分くらいだったと思います。とても優しい先生で、カジュアルな雰囲気の中話をすることができました。そこまで、ガチガチな面接ではないと思います。しっかり言いたいことを伝え、自分がどういう人で、なんでこの学校に入りたいか、学校にどういう貢献ができるかを言い切る必要があります!
これから受験を控えているみなさん、頑張ってください!ご連絡頂ければ、相談にも乗りますし、質問にも答えます!
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