SATとは?
SAT Reasoning Test、通称SATはアメリカ大学進学希望者の学力を測る4択マークシート形式の統一試験です。Evidence-Based Reading and WritingとMathematicsの部分がそれぞれ200-800点で1600点満点です。合計点数に加算されない任意のエッセイ(24点満点)も同日に受験可能です。試験時間はエッセイなしで3時間、エッセイ付きで3時間50分掛かります。AP試験を実施しているNPOのCollege Boardが実施していて、年に複数回受験可能です。追加費用は掛かりますが、アメリカ国外でも受けられます。さらに追加費用で過去に受けた試験の間違った問題や自分の回答などを見ることができます。
English Section
Evidence-Based Reading Section:
長文読解がメインのセクションで、制限時間65分、52問あります。5つのパッセージ(500-750字ずつ)から出題されます。内容はアメリカ・世界の文学、歴史・社会、科学の主に3つの分野から幅広く出題されています。
Writing and Language Section:
文法や語彙に関する問題が中心で、制限時間35分、問題数が44問あります。平均400-450字のパッセージが4つあります。論証、ノンフィクション、科学、歴史など様々な問題文があります。時にはパッセージに添付されているデータやグラフの分析に関する質問が出題されます。
Math Section (58問)
Math (No Calculator) :数学の電卓使用禁止セクションです。制限時間は25分で20問です。最後5問はGrid-inで自分の計算した答えを直接回答用紙に記入します。例えば、答えが123の場合はマスにそれぞれ数字の1、2、3をマークする必要があります。
Math (With Calculator) :電卓は使用可能で制限時間は55分計38問あります。最後の8問はMath (No Calculator)と同じく、Grid-in 問題ですが、そのほかの問題は全て四択です。
Essay Section ※2021年6月から廃止
普通のSATに追加でEssayも受験できます。制限時間は50分で最低限書かないと何枚書かないといけないなど決まりはありませんが、書く量が多いほど高得点を取れる傾向があります。1つの長文(自伝の一部、ニュース記事など)を読んだ後にその作者がどのようにして読者を説得しているかについて書きます。Reading、Writing、Analaysisの3分野について2名の採点者が1-4点ずつで採点し合計2-8点ずつ、計24点満点となります。Analysisは作者の根拠、論理構成やその他の説得力のある文章・フレーズなどを読み取り分析することです。エッセイの結果発表はSAT Regularより少し時間がかかります。
受験者の声
"目標点には達することはできましたが、モチベーションの維持が難しかったです。数学は重要点さえ抑えていれば比較的簡単に点数を上げることできます。私は数学を得意分野とし合計点数を底上げしていました。ですが、Readingは抽象的な内容だったり選択肢の中に引っ掛けなども多いので点数は思うように伸びませんでした。"
"SAT=学力じゃないから、最初は上手くいかなくても落ち込まずに!"
"数学はそれほど難しくありませんが、ケアレスミスには注意です。英語は基礎的な文法力が大事だと思いますが、苦手分野の把握・対策さえしていれば問題ないと思います。Reading sectionは出来るだけ早く対策をした方がいいです。本番で非常に難易度の高く理解しづらい長文が出る場合など多いので日々の努力の積み重ねは重要です。"
"できる限り早く1つ1つの問題を解き進めると良いと思います。"
TextBooks
オススメの参考書:College Board, Kaplan, College Panda
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